ある日
サバンナの真ん中で30メートルはあろうかという
大きなバオバブの木を見上げながら私はガイドさんの説明を聞いていた。
えっ、私フランス語話せたっけ?
いや、そんなはずはない。
でも、楽しそうに頷いている。
ずっと行きたかったマダガスカルに、今私は来ている。
幸せ過ぎて、夢なら醒めないでほしい、と思ったら・・・
物音とともに、現実に引き戻されてしまいました。
目を開けると、自分の部屋。
夢の世界の出来事でした。
憧れのマダガスカルに、まだ行く勇気がないのは、言葉の問題。
ツアーで、駆け足で通りすぎるのではなく、ゆっくりと自分の行きたい場所を巡りたい。
というのが、ずっと抱いている私の夢なんです。
言葉の壁が立ちはだかっていることで、行きたい所にも行けていない。
そんな人もきっと多いはず。
あの国に行ってみたい、と思いつつも
言葉の問題が頭をよぎって、行先を選んでいませんか?
言葉の壁が、あなたの好奇心を邪魔していませんか?
思い切って踏み出すとその向こう側には、未知の世界が広がっています。
英語や現地の言葉が話せなくても、旅を楽しむ方法があることを知りました。
夢を、夢で終わらせてしまわない方法です。
それが翻訳機の存在です。
海外旅における「英語」の力
2019年夏休み、出国した人は299万人(JTB調べ)。
目的も、行先もそれぞれですよね。
だけど、日本を出て、どんなコミュニケーションをとっているのかは興味深いところです。
そうです。
海外を旅するとき、言葉の問題は無視できない大きな問題なのです。
海外に行きたいけれど、英語すら話せないから・・・.
そんな理由で海外旅行をあきらめている人は、自分で、自分の世界を狭くしてしまっていると思いませんか?
英語は話せるにこしたことはないけれど、万能ではない。
とはいうものの、
世界人口約73億。
英語を実用レベルで話せる人は15憶、その内ネイティブは3.8憶人とか。
英語圏の国に出かけるならカタコト英語でも、単語を並べるだけでも
何とかなる・・・こともあるかも知れない。
かく言う私もそのレベル。
いえ、それ以下です。
ことあるごとに四苦八苦してますよ。
しかし国外に出ると(国内でもそうですが)目立つのは英語表記。
実際に、メジャーな空港やホテルでは、英語を話すことができるとトラブルが少なくなりますね。
もし、困ったことがおきても比較的スムーズに解決できる。
でも、英語の力だけで世界を回れるわけでもなく、
中には見たこともないような形の文字も飛び出してきます。
そんな時に便利な翻訳グッズを持っていれば・・・。
そうです。
そんな時のお助けマンが
翻訳機や翻訳アプリ
なのです。
「言葉の壁は心の壁」
という、表現がよくなされていますね。
かつて、私の海外旅行デビューをしたのはインドでした。
未知の世界の一人旅。
とりあえず、現地の人と同じものを食べて、同じ生活をする。
というのが目標でした。
飛行機のチケットと、2日分の宿泊を決めて
あとは何とかしようと、出かけてしまったのです。
都市部には英語も通じたり、看板もあるけれど
地方に入ってしまうとそんなものは見かけなくなります。
言葉も全く分からず、何とか宿泊先は見つけることができたのですが、安宿に寝泊まり。
もう、虫に刺されたのか、何かのアレルギーなのか
ブツブツがたくさん出てしまって、赤く腫れて、痒くって。
それを見て、何かの葉っぱを持って来てくれたのは子供。
どうやら、その葉っぱの汁を塗れということらしく塗ってはみたものの、改善はしなかったけれど・・・。
(無謀だと笑ってください。たまたま無事で帰ってこれただけのこと、という旅だったかもしれません。)
子供たちは物珍し気に、遠巻きに、見慣れない人種を眺めていたみたいですが、でも最初に話しかけてくれたのも大人ではなく子供たち。
カタコト英語は全く通じない。
言っていることも全く分からない。
ドラえもんの「翻訳こんにゃくが欲しい!!」
と思ったものでした。
この時、今の翻訳グッズがあれば、どんなに充実した旅になっていたかと思いますよ。
お世話になった子供たちにも、きちんと「ありがとう」が言えたのに。
一緒に食事をすることは、すごいこと。
距離が縮まる、もっと話したいと思う。
なのに、身振り手振りくらいしか、伝える手段がない。
私の海外初旅は、もどかしさと悔しさが残った旅でした。
現代版翻訳こんにゃくの出現
翻訳こんにゃくはご存知、大人気アニメ「ドラえもん」の秘密の道具の一つ。
これを食べると、相手の国の言葉がわかるというもの。
外国の言葉だけじゃなく、宇宙人や動物や古代人とも会話できるという優れもの。
ドラえもんはこんなにすごい道具、もう20年も30年も前から持っていたのです。
あっ、そうか。
ドラえもんは2123年から地球にやってきたのだから、当たり前のことなんだ。
(ここはただただ、作者の発想に敬服するしかないですね)
現代版翻訳こんにゃくしかり、翻訳機の出現は画期的なことですよね。
おかげで言葉の壁がうんと低くなりました。
言葉の壁が低くなると・・・。
言葉が話せないからと、あきらめていた国にもチャレンジしてみたくなりますよね。
訪問先の国の人たちとコミュニケーションがとりやすくなり、トラブルも減ってきます。
当たり前のことながら、旅が楽しく充実したものになる。
「受け身」の旅から少しは抜け出せる。
脱パッケージツアー、自分で海外旅行のプランを立てることも不可能じゃなくなります。
海外旅行で困ることと言えば・・・。その困難を乗り越えるためには・・・?
真っ先に上がるのが言葉の問題。
そりゃそうですよね。
話が通じなければ何にもはじまりません。
その地の生活スタイルや風習の問題。
トイレだったり、チップの渡し方等々。
このあたりのことは、事前に情報収集を頑張りましょう。
ちなみにトイレのきれいさは日本が断トツみたいです。
次いでドイツ・台湾・ハワイ・グアム・シンガポールがベスト5。
すり・置き引き・ひったくりなど。
これに関しては最大級の警戒心を持参しましょう。
治安のよい国ベスト5。
アイスランド、ノルウェー、デンマーク、シンガポール、ニュージーランド、日本は6位とか。
悪までもこれは一般論で、安全と言われている国でも事件は起きています。
ホテルや空港でのトラブル、病気になったときなど、もうこれは緊急事態です。
食べ物や水が合わないということも。
日本から薬やレトルト食品・味噌汁など念のため持参することをお勧めします。
フリーズドライの味噌汁は食欲ない時、結構役立つかも・・・。
こんな困りごとも翻訳機があれば案外簡単に解決できるかもしれません。
翻訳機とか翻訳アプリなるものが近年急速に進化をとげています。
小型化・正確さ・使いやすさ・速さを求めて多くのメーカーがしのぎを削っており、その性能もどんどん良くなっています。
スマホで使用できる翻訳アプリの代表的なものと言えばGoogle翻訳。
音声、文字。カメラを使用しての翻訳が可能。
また、スマホよりも簡単に使える翻訳機が近年注目を集めています。
翻訳機の種類には
大きく分類して
一方向翻訳(自分の意思を伝える)
双方向翻訳(相手と会話できる)があります。
またもう一つの分類の仕方として
オンライン型(ネット上の翻訳エンジンに接続して翻訳。常にアップデートしているので正確。長文も翻訳できる)
オフライン型(翻訳機に内蔵された独自の検索エンジンを使用。ネット環境に左右されず、翻訳スピードの早いのが魅力。語彙や正確さはオフライン型より劣る)
両用型(オンラインでもオフラインでも使用できる)
というパターンがあります。
各メーカー、機種によって対応言語が異なっているので、自分の使いたい言語に対応しているかどうかの確認は必要になります。
オンラインの場合、どの機種でも翻訳性能は大差ありません。
ネット上のGoogleなど、同じ翻訳エンジンを使用することになるからです。
多くの人が海外に出ていく機会が増えている今、オンライン型双方向翻訳機が主流になっています。
中でも一押しは、ソースネクストのポケトーク。
羽田空港で外国人向けに導入したり、ANAで機内販売を始めたり
最近ではCMの影響もあり大人気になっています。
2017年に初代の機種が発売され
翌年には改善されたポケトークWを発売。
加えて2019年12月にはポケトークSが売り出されました。
ポケトークSの大きな改善点と言えば、カメラ翻訳が追加されたこと。
しかも使いやすく、正確。
これで、会話も、文字も翻訳できるようになりました。
これがあると、旅が充実したものになること間違いなしです。
きっと、あなたの旅の手助けをしてくれるはず。
まとめ
英語が様々な分野で公用語となってきつつある現代、日ごろから英語に親しんでおくといいですよね。
しかし、英語が話せないからといって、海外旅行ができないわけではもちろんありません。
スマホを自由自在に使いこなせる人たちには、これがけっこうオールマイティーなグッズなのでしょう。
しかし、スマホ操作が苦手な人もおられるのではないでしょうか。
そんな人にこそお勧めなのが翻訳機です。
操作が簡単で、しかも正確、しかも早い。
こんな文明の利器、使わない手はないですよね。
言葉の壁の前で立ち止まっている人は、是非、翻訳機を持って出かけてみてください。
トラベルイヤホンみたいに、イヤホン付けるだけで、周囲の人と会話できるというような翻訳機、
夢ではないかもしれませんね。
どんな時代でも、どんなに文明の利器が発達しようとも
海外に持っていくものは、警戒心と笑顔。
そして、相手への感謝の気持ち。
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