海外旅行保険ってどんなものですか? ~海外旅行初心者編~

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犬大好き人間のgonpapiです。 今の夢は相棒のぴぴ(シュナウザー6才)と一緒に旅にでること。 自分の車でのったり、のったり。時間も気にしない旅が憧れ。 ここで楽しいお話がたくさんできるといいですね。 ↓↓もっと詳しい話はWebSiteへ↓↓

やっと休みが取れて、念願の海外旅行に行ける!!
あの世界遺産も見たいし
ランチはあれ食べて、
夜はこのホテルに泊まって

なんて考えているとワクワクしてきますよね。

準備OK。
パスポートも、飛行機のチケットも手配したし。
荷物もばっちり。
あとは出発の時を待つだけ。

あのー、海外旅行保険入りましたよね。

えっ?保険?
わざわざ入らなくても気を付ければ大丈夫でしょ。
たった一週間だし。

その間に病気になったり、怪我したり、なんてあり得ないでしょ。

普段病院なんて行かないし。

なんて思っていませんか?
私もその一人なんですけど。

でも、もし海外で病気になったり
転んで骨折でもしたら、

やむを得ません。病院にいきますよね。

そこで日本では考えられないような高額な医療費請求されたらどうします?

いる場所は外国。私たちは外国人。
その地には、その地の制度や補償、常識があるのです。

ぼったくり!
不当請求!
って言えるはずもありません。

そんな大金払えない、と言い逃れもできません。

そういうときに私たちを守ってくれるのが
「保険の存在」
です。

病気やケガだけでなく、様々なトラブルに巻き込まれることだってあります。
海外旅行にはアクシデントがつきものです。

アクシデントにもいろいろありますがこのサイトのライターReoさん。海外好きが高じてシンガポールに移り住んだ変わり種(ごめんなさい)。
旅行の途中でパスポート失くしてしまった。
そんな時、彼女はどうしたのでしょう。
もし、あなたが旅の途中でパスポート失くしたら・・・と想像しながら見て下さいね。

外務省でも、海外旅行に出かける時は海外旅行保険の加入を呼びかけています。
実際に慣れない地で、被害にあったり病気をしたりして、困っている人が多く出ているからです。

今回は、海外の地でとんでもないことが起きた場合に私たちを助けてくれる保険の話です。

自分の身を守るためにも、少し話を聞いていきませんか?

海外旅行保険ってそもそもどんなもの?

正式には海外旅行傷害保険と言い、傷害保険の一種です。

・・・・って何?

そんなこと言われても、何だかやたらと漢字が並んでいるけど結局、何なのよー、って話ですよね。

簡単に言うと
海外旅行に行くために家を出てから
旅を終えて家に着くまでの間に起こる
いろいろなトラブルを限度額内での補償という形で
旅を支えてくれる相棒みたいなものです。

何を補償してくれるのかざっくり言うと、

あなたの身体に対する補償

あなたの持ち物に関する補償

あなたが誤って他人を怪我させたり、物を壊した時の賠償

飛行機のトラブルに関する補償(付帯していないものもあります)

等の「困りごと」に対して金銭面での助けをしてくれます。

海外旅行の補償を具体的に教えて。

わかりました。例をあげてご紹介します。
今から挙げるお金(いずれもとんでもないお金になることがほとんど)を補償してくれます。

海外旅行トラブル その① ⇨ 傷害治療
岩場を歩いていて転倒。頭から血が・・・、2針縫合。
手首の骨にひびがはいっていたので固定もしてもらった。
結果、とんでもない治療費が。

保険に入っていればそんなとんでも金額を補償してくれます。

海外旅行トラブル その② ⇨ 疾病治療
風邪ひいたのかなぁ。熱がある。食欲が全くない。
持っていた薬飲んだけど、全く効かない。旅行始まったばかりだし、やむなく病院へ。
こちらも当然、とんでもない治療費が。

病気についても同じように保険に入っていれば補償してくれるんです。

海外旅行先で突然病に襲われることだってあります。
このサイトの管理人リョウタさん。30代の若者。
ヨーロッパ旅行の途中で突然病魔に襲われるという体験の持ち主です。

1000万円越えの費用をどうやって支払ったか、北欧の旅の楽しさを交えながらの記事。
読んで知識を得ておくことが、いつかあなたの身を守ることになるかもしれませんよ。

 

海外トラブルその③ ⇨ 救援者費用
海外で入院するともちろん、家族が心配して駆けつけますよね。
取り急ぎ飛行機のチケットをとり(パスポートも緊急発給する制度あるそうです)、すぐ乗れる飛行機のチケットって高いけど、そんなこと言っている場合ではないですよね。

とりあえず駆け付け、滞在先を見つけ・・・。
そして、症状が少し落ち着いたら、医師や看護師の付き添いのもと帰国することになります。
それらにかかる費用が保険で補償されます。

海外トラブルその④ ⇨ 賠償責任
カメラを構えて写真を撮っている人に、子供がふざけていてぶつかり、高級なカメラを壊してしまった。
カートの端が他の人にぶつかり、運悪くその人が階段下に落ちてけがをさせてしまった。

こんな時に賠償をするのを助けてくれます。

海外トラブルその⑤ ⇨ 携行品損害
海辺で美しい景色をビデオに収めていて、うっかり落とし水没。
荷物を足元に置いてスマホ見ていたら、荷物を盗られた。

もし大事な持ち物が壊れてしまったら、壊れたものの状況を写真に撮っておきましょう。
盗られた時は、警察に届け出て盗難証明をもらっておきましょう。

海外旅行でどんなトラブルが予測されるか、このサイトのライターたわらっちさんが書いています。
予習をしておくと、対応が少しはできやすくなるかもしれませんよ。

その他の補償(付帯していないもの オプションでつけるもの等)

疾病応急治療(持病のある人の症状が悪化した時の治療)
・緊急歯科治療費(急に歯が痛くなった時の応急治療)
・航空機寄託手荷物遅延(荷物がどこかに紛れ込んで6時間以内に手元に届かなかった場合、着替えなどの必要なものを購入した時の代金を補償)
・航空機遅延費用(天候や機体のトラブルで6時間以上遅れたり、欠航・運休になった場合のホテル代・飲食費・交通費・通信費などを補償)

等があります。
自分の旅に何が必要か、考えて補償を付けましょう。

海外旅行保険にはどんな種類がある?

・保険会社の販売している保険。
 〇月〇日~〇月〇日というように日にちを決めて加入し、その期間内のみ補償されるもの。

・クレジットカードに付帯しているもの(多くのカードには海外旅行保険が付いています。自分のカードを確認してみてください)
 カードに付帯している保険の話をするときによく耳にする言葉に
  ★自動付帯(カード持つだけで保険が利用できる)
  ★利用付帯(旅行代金をカードで支払う等、条件をクリアすると保険が利用できる)
 があります。さらに
  ★年会費無料のカード(多くは利用付帯)
  ★ゴールドカード等年会費の必要なもの(多くは自動付帯)

 もちろん、年会費有料のカードの方が補償は手厚くなりますね。

クレジットカードに付帯の保険の最大のメリットはお手軽なこと。保険の手続きは無用です。

そして、保険会社の保険は定めた期間内のみ有効ですが、
カード付帯の保険の多くは90日間有効です。
もし、何らかの理由で旅行の日にちが伸びてもOKです。

一つ覚えておいてほしいことは
死亡・後遺障害以外の補償の多くは合算できるのです。
他のクレジットカードのものや保険会社の保険も、別々に請求できるのです。

もう一つ。
海外旅行保険の内容を見ていると目にする「キャッシュレスメディカルサービス」という言葉。
これは保険会社が契約している現地の医療機関を受診すると
保険会社が直接医療機関に支払いをしてくれるというサービスです。

このサービスがあると、補償額内で治療ができるのなら、とても便利な制度です。
支払のことを全く気にしなくてよいのですから。

しかし、限度額を超えるような支払や、近くに提携している医療機関がない場合、立て替え払いをしなくてはなりませんが。
立て替え払いの場合、医療機関に書いてもらう書類とかなんとか、
ちょっと面倒な作業が加わってしまいます。

どうやって保険に加入するの?

加入の方法は
・保険会社の窓口で加入する。直接プロのアドバイスが受けられるのがメリットですね。
・インターネットで加入。保険料は安く抑えられるけれど、自分で選ばなくてはならない。
・クレジットカード付帯の物。お手軽ですが、補償範囲が狭いのが難点。

うっかり忘れていたり、バタバタしていてまだ保険加入していないという方は今なら間に合います。
出国したら入れません。

・空港の窓口、空港の自動契約機で加入することができますよ。

このあたりの詳しい情報は前出のライターReoさんが紹介していますので是非見てください。

今どきの保険はネットで簡単に入れるのが魅力。
自分で保険選びをする自信がなく、手間を惜しまない人は、窓口で相談して知識を得てから、ネットで加入するといいですね(笑)。
ネット加入は、人件費や店舗代がかからない分、保険料を安く抑えることができます。

海外旅行保険比較サイトを利用すると便利です。
「行先」と「日程」を入力すればずらっと各保険会社のプランが出てきます。
保険会社の販売している保険は確かに保険料がかかりますが、たとえ治療費無制限のプランを選択しても恐ろしいほどの保険料ではありません。
そこは日常生活の中で節約して保険料を捻出できる額ですよ。

保険会社によりますが、窓口加入に比べると保険料が半額以下というものもあり、また、ネット専用の保険会社なんかもあります。

加入経路が変わったと言っても、保険の内容が変わることはないので、お勧めです。

クレジットカードに付帯した保険はお手軽でコンパクトな保険です。
その補償だけでは少し不安、補償を付け加えたいという方には必要な保障だけを追加できる保険もあります。

海外旅行保険は何を基準に選べばいい?

難しい問題ですね。
ポイントの一つは渡航先です。
海外旅行と言っても世界は広い!!

どんな所に行くかが大きな問題です。

その話をする前にちょっとこれを見て下さい。

2017年度・ジェイアイ火災保険契約に対して行った調査の結果です。

何らかの保険金の支払い請求をした人は29人に1人。
その内けがや病気に関するものが49%。
治療費の最高額は3588万円だそうです。
(アメリカ旅行中、突然倒れ、心不全と診断が下されてチャーター機で医療機関に搬送。15日間入院。家族が駆けつけたという事例です)

その他の例では、

アメリカで突然腹痛。急性虫垂炎と診断され入院・手術を受けて⇨668万円。

中国で息苦しさを訴えて受診。肺炎と診断されて6日間入院。家族が駆けつける。⇨302万円

年間300万円をこえる請求のあったものが70件近くあったそうです。

日本で暮らしていると健康保険制度に守られているので、保険で認可されている治療を受ける場合はそんな医療費を請求されることなんて考えられませんね。

ここでちょっと、ちょっと給与明細見て下さい。
健康保険料いくら天引きされていますか?
国民保険に加入している人は、毎月いくら保険料を払っていますか?
結構な金額ですよね。
その保険料で私たちは守られているのです。

さて、海外旅行の際にはどんな保険を選べばよいかという話ですが、
一つの目安としての金額を出している人もいます。

アジア 300万円
オーストラリア 40万円
ヨーロッパ 500万円
アメリカ 1000万円

これが治療費の目安、というか最低ラインと考えて参考にしてもよいと思います。
ちょっとした体調不良なら、全然大丈夫と思いますが、
前出のリョウタさんのようなケースも、
あってはならないですが、無いとも限りません。

参考までに、世界各国の医療事情が紹介されているものを載せておきます。
ジェイアイ傷害火災保険 HOME 〉海外医療情報・事故データ 〉海外の医療事情
https://www.jihoken.co.jp/data/world.html

もし、保険に入ってなかったら、かかった治療費を全て自費で支払わなくてはならないのです。

と、いうことを頭に置いて、補償金額をチェックしてみてください。

クレジットカードで「最高補償額2000万円」というフレーズが目立ちますが、
それは「死亡・後遺障害」や「損害賠償」の補償金です。

私は、その金額はあまり重視していないんですよ。
例えば「一家の大黒柱」の方は、日本で生命保険に加入されていると思いますから。

クレジットカードの治療費の補償額はゴールドカードでも200万円程度です。
このカード一枚では心もとないですよね。
どうじてもクレジットカードに頼りたいなら、複数毎を持つことをお勧めします。

しかし、緊急時、まして一人旅なんかしていると、自分の身が大変な時に
クレジットカードの説明を現地の言葉で行わなくてはなりません。

旅の初心者におすすめするのは、やはり保険会社の販売している保険。

おすすめ理由の一つはとにかく、困ったらサポートデスクに電話すれば何とか糸口が見つかるでしょう。
相談窓口は365日、24時間、日本語で対応をしてもらえます。

そして、渡航先にもよるのですが、海外旅行保険に加入していないと「入国お断り」という国もあるんです。
チェコ・ハンガリー・ポルトガル・ブルガリア等々、ヨーロッパが多いですよね。
旅行を計画したら、その辺りも調べてみることをお勧めします。

つまるところ、医療費の踏み倒し防止策みたいです。
日本でも、毎年、外国人の医療費未払いに悩まされているようです。

海外旅行保険を義務化している国を訪問するとき、保険証の提示を求められることもあるそうなんですが、クレジットカードを見せただけではだ、ダメなんです。
きちんと、保険を証明する英語の書類が必要だとのこと。

そんなこともご注意を!!

このサイトのライターあずまっちさんも海外旅行保険についてブログ書いています。
併せてお読みくださいね。

まとめ

海外旅行保険についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
種類も、補償も、入り方も、何種類かあるのですが、参考になったでしょうか。

私のおススメは、やはり保険会社の販売している保険です。
保険料はかかりますが、それだけ補償もサポートもしっかりしています。
旅慣れた人には、渡航先によってはクレジットカード複数持ちという方法も有効なのかもしれませんが、
初心者の人が安全に旅するためには、ちょっとハードルが高いと私は思いますね。

日本で最初に「保険」を紹介した人物をご存知ですか?

その人物は、
「一人の受難を大勢で分かち、わずかな金を捨てて大きな難を逃れる制度」
という言葉を、1867年の自信の渡米経験をつづった「西洋旅案内」に記しています。

その人物は慶應義塾の創始者、一万円札でおなじみの福沢諭吉です。

保険とは「わずかな金を捨てて大きな難を逃れる制度」、まさにその通りのシステムです。

「大きな難」が降りかからないことを祈るばかりですね。

では、気を付けていってらっしゃい。

なぞなぞの答え 蚊

かいがいりょこう・・・「蚊」以外「旅行」
先日、同僚の子供に出された問題でした(小2です)。
ちなみに私はギブアップしました。

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犬大好き人間のgonpapiです。 今の夢は相棒のぴぴ(シュナウザー6才)と一緒に旅にでること。 自分の車でのったり、のったり。時間も気にしない旅が憧れ。 ここで楽しいお話がたくさんできるといいですね。 ↓↓もっと詳しい話はWebSiteへ↓↓