以前は特別なイメージのあった海外旅行ですが、今では随分身近なものになってきました。
学校の修学旅行、部活での海外遠征、会社の慰安旅行なんて機会もあります。
定年退職した人たちも「ちょっとこの辺で海外旅行にでもでかけてみようかな」とそれぞれの楽しみ方をしていますね。
海外旅行に出かけるのに忘れてはならないのが海外旅行保険です。
あってはならないことだけど、渡航先でどんなトラブルが起きるかわかりません。
そんな時の力強い味方が保険の存在なんですよね。
今はその保険も、今ではネットで加入できます。
簡単。
しかも保険料も安い。
しかし、ここで問題発生!!
画面をたどっていくと「告知項目」が表示され、いくつかのチェック項目が表示されます。
その中の一つにチェック入れると次の画面で、「この保険には加入できません」的なメッセージが出てきます。
えっ、私って海外旅行保険には加入できないの?
と、あきらめてしまっている方おられませんか?
あきらめてしまって、海外旅行保険なしで海外に出かけることは危険ですよ。
もし、行った先で体調をくずしたり、うっかり滑って怪我することだってあります。
日本とは異なる医療制度、まして健康保険も使えるはずがありません。
考えられないような治療費を請求されることだってあります。
海外に行く人に、保険の大切さを知ってもらうために、必ず読んでほしい記事があります。
このサイトの管理人リョウタさんの実際にあったトラブルの例です。
楽しいはずの海外旅行が、とんでもない結末になることも・・・。
そのために必ず加入しておきたい海外旅行保険なのです。
「じゃ、どうすればいいのよ、入れないって書いてある」ということになりますよね。
一緒にさがしてみましょう。
「告知なし」で加入できる海外旅行保険。
実はあるんですよ。
コンテンツ
海外旅行保険~加入するということは・・・。
ちょっと海外旅行にでかけてみよう。
そんな時には、旅行保険に入らないといけないんですよね。
海外旅行保険をネットで加入すると、即決。
申し込みに時間なんてかかりません。
プランを決めてしまえば、数分で完結です。
以前に申し込んだことがあり、個人情報が登録されているのであれば数秒で終了です。
ここでちょっと考えてみましょう。
保険に加入するということはどういうことなのでしょう?
「保険」の根本を考えると、「加入希望者」が申し込みをして「保険会社」が加入を認めないと契約は成立しません。
そんなこと、当たり前でしょ?
そうです。当たり前です。
保険は契約する人がそれぞれ保険料を支払って加入します。
もちろん「何かあったときのための備え」ですよね。
そう考えると、それぞれのリスクが平等である必要があります。
体が元気で、危険と言われるスポーツをする予定もなく、観光に出かける人と何かの病気で治療をしていたり、怪我をする危険性の高いレジャーを目的とする人のリスクを考えてみるとそこに差が出るのは当然です。
と、いうことで、「告知項目」が立ちはだかるのです。
持病があるとか、妊婦さんとか、高齢者とか・・・は自ずと厳しくなってしまいます。
海外旅行保険の告知項目
これは、各保険会社や保険プランによって少しはことなってきます。
例えばH・I・S損保たびともの場

例えばAIG損保の場合

少し見にくい画面ですみません。
この二つの保険の告知事項に違いのあるのにお気づきですか。
AIGは「病気・けが」の告知項目がありません。
これはAIGでは「現在の病気やケガの治療中であっても補償の対象になります」ということになります。
正確には「疾病に関する応急治療・救援費用担保特約」という特約が全プランに付帯しており、
「現在の病気やけが」が悪化した場合も治療・救援費を含めて300万円までは補償してもらえます。
ここで、正直に告知していないと
それは「告知義務違反」ということになり、
何かあったときに保険金が減額されたり、受け取れなかったり、契約解除などというこだってあり得ます。
悪質と判断されれば詐欺罪というにもなるようですよ。
「言わなきゃバレないでしょ」、という考えは危険です。
正直に告知しましょう。
病気に関しては、上記のAIGのように加入できるものもあるので利用しましょうね。
でも、もっと簡単に「告知なし」で入れる保険ってないのでしょうか?
「告知なし」で加入できる海外旅行保険
「告知なし」でだれでも入れるのがクレジットカード付帯の海外旅行保険です。
病気の治療中であろうが、妊婦であろうが、高齢者であろうが、スカイダイビング目的の旅であろうが、何の告知も必要ありません。
これはメインがクレジットカードで、
海外旅行保険はあくまでも「付帯」しているサービスだからです。
クレジットカードを作るときに、持病はありますか? スカイダイビングしますか? なんて聞かれるはずもありません。
多くの方がクレジットカードお持ちですよね。
そのクレジットカード、どんなサービスがついているか把握していますか?
年会費無料のクレジットカードでもその多くは「海外旅行保険」が付帯しているんですよ。
クレジットカードに付帯している保険には「自動付帯」・「利用付帯」の二種類があります。
「自動付帯」とは、カードを持つだけで「海外旅行保険」が利用できるという優れものです。
多くはゴールドカード等、年会費が必要なカードに付帯しています。
「利用付帯」とは、旅行の費用をカード払いするなど、定められた条件をクリアして初めて保険が有効になるもの。
年会費無料のカードに付帯している保険はこのタイプのものが多いですね。
自分のクレジットカードに付帯している保険がどんなものか、カードの説明書をきちんと読んでおきましょう。
「保険ってお守りみたいなもの」と思い、持っていることで安心している人は、是非自分のカードの内容見て下さいね。
「持っているだけで安心」ではないですよ!!
いざ、保険を請求しようとするときになって、後悔することになるかもしれないのでご注意!!
カード付帯の海外旅行保険。
加入前にあれこれ告知の必要はありません。
付帯しているカードをもっていれば誰でも保険を利用できます。
でも、実際に保険の支払対象外となるケースを見ると
保険会社の保険に加入するときの「告知事項」にある項目の類は、実際には補償の対象外になっていますね。
しかし、ですよ。
例えば持病があるだけで、保険の加入さえできないことの多い保険会社の保険に比べれば、なんと親切な保険。
「リスク」と考えられている部分の補償こそなされませんが、それ以外の補償はもちろん通常通りに使用できます。
例えば血圧の薬を飲んでいても、急にお腹がいたくなって病院へ行くことだってあります。
「急性虫垂炎です。手術が必要です」なんてことになったら、虫垂炎は血圧に関係ないので、その補償はきちんとなされます。
カード付帯の保険は、「告知なし」で加入できる便利で貴重な保険なのですが、
デメリットは補償の範囲や補償金の額が少ないことですね。
海外旅行保険の使い方~クレジットカード付帯保険の場合
クレジットカード付帯の海外旅行保険は補償額が少ないのが欠点です。
保険会社の発表によると、実際に保険金請求の件数が多く、なおかつ高額になる危険性のあるのが医療機関にかかったときの治療費なのです。
各カードによって異なるのですが、その治療費の補償額は50~200万円というのが一般的なようです。
東南アジアあたりのちょっとした旅行なら、それでとかカバーできるかもしれません。
でも、医療費が高額なことで知られるアメリカなどに行く場合はこれで不安です。
そういう時のために、クレジットカードを複数枚用意しておくことをお勧めします。
クレジットカードの保険は(一般の保険会社が販売している保険もそうですが)合算できます!!
つまりそれぞれの保険の補償額が、「たし算」できるのですよ。
カード付帯の保険は「傷害死亡・後遺障害」に関しては持っているカードの中で補償が最高額のものが補償金額になります。
つまり1社のもののみということになります(保険会社の販売している保険に加入している場合はプラスそちらの保険金も受け取ることができます)
その他の治療・救援費、賠償責任、携行品の補償額などは複数のカードの補償額を合算できます。
例えば、治療費の高いアメリカでうっかり階段で足を滑らせ転倒、運悪くアキレス腱断裂。
そんなことがあったら・・・考えたくないですがね。
いろいろなシステムや、かかった病院によっても違ってくるのですが
手術して5日程度入院というのが一般的らしく
その場合治療費、いくらくらいかかると思いますか?
日本なら健康保険や支払限度額が決まっているので、普通なら医療費は10万円未満でおさまりますよね。
アメリカでは・・・なんと桁が違います。
無保険の私たち外国人はもちろん実費負担。
200~300万円は覚悟しておいてくださいね。
持っているクレカ付帯の海外旅行保険
クレカA 傷害治療費の補償額100万円
クレカB 傷害治療費の補償額200万円
クレカC 傷害治療費の補償額200万円
ということになると
怪我の治療費はA・B・Cの合計500万円までは補償されるということになります。
私も最初そう思ったのですが、時々勘違いされる方がおられます。
治療費が300万円かかったのなら、各カード会社に限度額一杯請求できる?
A社に100万円、B社に200万円、C社に200万円請求。
ではありません。
合算した限度額内で実際にかかった治療費が請求できる、ということなんです。
実費の補償です。
このサイトのライターあずまっちさんが記事の中でクレジットカード付帯の保険についてかいていますので、併せてお読みくださいね。
それでは、「告知なし」で利用できる保険ですが、新しくカードを作るとしたらどんなクレジットカードを選べばよいのでしょう?
「告知なし」で海外旅行保険が利用できるクレジットカード。おすすめの3枚。
では、クレジットカードの選び方のお話をしますね。
あくまでも海外旅行保険を中心に考えた時のお話ですよ。
クレジットカードはVISAやマスターカードのような異なった国際ブランドのカードを複数持つことがよいでしょう。
例えばジャックスカード。
これは国内での決済システムです。
ジャックスカードのみでは海外では利用できません。
VISAやマスターカードは世界中に加盟店のある国際ブランド最強のカードです。
一つ選ぶならVISAカードがよいでしょう。
ジャックスカードの多くにはVISA、マスターカードがついており、これならOKということになります。
複数の国際ブランドのカードを持つということは、カードを使う際に、VISAが使えない、マスターカードが使えない、というケースが出てくるからです。
有名な国際ブランドのカードでも、使える場所が異なる場合もあるんですね。
キャッシュレスメディカルサービスの利用できるカードを選ぶ。
病院に行かなくちゃならないような場合、パニック状態になることもあるでしょう。
キャッシュレスメディカルサービスとは、病院が直接医療機関に支払いをしてくれるサービスです。
トラブルが起きた時に電話をすると、近くの提携病院を紹介して予約もしてもらえます。
あとは、指示に従って行動すればよいので、とっても安心できるサービスなんです。
そうでないと、診察を受けたあと自分で支払いをしなくてはなりません。
言葉が通じない場所では、少々ハードルの高い作業ですね。
余談ですが、
日常会話は何とかできる、という能力の持ち主でも医療現場での会話は困るなんて話はよく耳にします。
そんな時のためにポケトークなど「音声翻訳機」を持って行くことをお勧めします。
自分の身を守るための力強い味方です。
本題にもどりますね。
年会費無料のカードがお得です。
海外旅行保険が自動付帯しているものが便利です。
その条件を備えている「優れもの」のカードをご紹介しますね。
この3枚のカードはいすれも
年会費無料
メディカルキャッシュレスサービス
自動付帯
のカードです。
補償の強化にはお得でおすすめのカードです。
「年会費無料」は確かに魅力です。
しかし、ゴールドカードが1枚加わるとさらに補償が充実してきます。
でも、カードを持つために高い年会費払うのって・・・と思いませんか。
朗報です!!
三井住友ゴールドカードは現在初年度年会費無料キャンペーンを行っています。
(2020.3月末まで。その後も同様のキャンペーンを行う可能性もあるので確認しましょう)
ゴールドカードを持っていれば補償も手厚くなり、空港でラウンジが使えるなどメリットもたくさんあります。
初年度年会費無料のカードも、なんら「しばり」はありません。
お試し期間と思えばいいのです。
海外旅行に出る前には、こんなカード探してみるのもよいでしょう。
ちょっとこの記事も見て下さいね。
お得に使えるものは何でも使っちゃいましょう。
まとめ
海外旅行保険をネットで加入をトライ!
しかし、告知項目でひっかかって加入できなかった。
と、いう人も無保険での旅は本当に危険です。
トラブルなく過ごせることを願いますが、
「万一何かあったら」、その「万一」に備えるのが保険です。
実際に保険金を請求する件数は、27~29人に一人というデータも出ています。
その半数近くは医療費関連の請求だそうです。
次いで、携行品の損害だとか。
「告知項目」で引っかかったのなら
「告知なし」で利用できるクレジットカード付帯の保険を利用しましょう。
補償金額が保険会社の販売しているものに比べて低いのは仕方のないことです。
それならば、複数枚持つことでその補償を強化すれば何とかなる・・・こともあります。
医療費の高い国に出かける場合、クレジットカードの補償を合算しても足りない場合もでてくると思います。
日本の健康保険の「海外療養費」制度も利用できるので、念のためその知識も持ち合わせておくと助けになるかもしれませんよ。
利用できるものは何でも利用しましょうね(笑)。
ではトラブルに巻き込まれなくお帰りになれることを祈っています。
いってらっしゃい!!
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